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【これだけ知れば競馬通】サラブレッド3つの最重要血統配合

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  • 競馬初心者で血統表の見た方を知りたい人
  • 血統の重要性はわかっていても解釈に悩んでいる人
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コメダンク

どーもー!コメンダンクです!血統配合について紹介します!

オルガン

インブリード、アウトブリード、ニックスの3つの考え方だね

サラブレッド3つの最重要血統配合
  • 特定の血を強調するインブリード
  • 血統を活性化させるアウトブリード
  • 配合の相性を示すニックス

サラブレッドの配合決定には、生産者や馬主の意向が色濃く反映される。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

生産者はブリーダーと言われ、繁殖牝馬を所有して種牡馬と交配させサラブレッドを生産しセリ市場や馬主に売却することで生産牧場を経営する人の事で、中には生産者自身が馬主となる場合はオーナーブリーダーと言われます。

生産者の目的は生産牧場を経営する事なら、その手段は高額で売却できるサラブレッド、つまりレースで勝つことのできる”強い”サラブレッドを生産することであり、ブラッドスポーツと言われる競馬では血統配合が重要になります。

血統配合には長年の経験と知識が凝縮されており生産者の類稀ない努力が現代に引き継がれており、また新たに種牡馬や繁殖牝馬に対しても歴史ある経験と知識が活用されるほど強いサラブレッドを生産させるための基礎と言っても過言ではありません。

プロである生産者でさえ膨大な努力が必要なのに、一般人が血統配合から馬の特徴を把握するなんて無理じゃない?

コメダンク

そんなことはありません。たった3つの血統配合の知識があるだけでサラブレッドの特徴を把握できるんです。

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目次

【結論】血統配合は(インブリード)(アウトブリード)(ニックス)を把握せよ!

2020年リーディングブリーダーの上位5位の代表産駒はインブリード(近親交配)による血統配合を持っており、現代サラブレット血統の中心と言えます。

順位生産者名歴代獲得賞金No1血統配合
1ノーザンファーム(※1)アーモンドアイインブリード
2社台ファームダイワメジャーインブリード
3社台コーポレーション白老ファームオルフェーブルニックス(※2)
4ノースヒルズコントレイルインブリード
5ダーレー・ジャパン・ファームファインニードルインブリード
2020年リーディングブリーダーTOP5の歴代獲得賞金No1の血統配合

一方、ノーザンファームの歴代生産馬獲得賞金2位のディープインパクトを始めとするサンデーサイレンス産駒はアウトブリード(異種交配)による血統配合で活躍した馬を輩出しています(※1)。

また、オルフェーブル自身はインブリード配合ですが、父ステイゴールド×母父メジロマックイーンは明確な基準はありませんが優秀な競走成績を残した競走馬が多いことからニックスと呼ばれています(※2)。

インブリードとアウトブリードが交配前にわかる血統配合に対して、ニックスは複数サラブレッドの競走実績を元にした血統配合です。

順位馬名血統配合
1キタサンブラックインブリード
2テイエムオペラオーインブリード
3アーモンドアイインブリード
4ディープインパクトアウトブリード(※1)
5ゴールドシップニックス(※2)
歴代獲得賞金ランキングTOP5の血統配合

血統配合①特定の血を強調するインブリード

父系、母系の5代前までに同一の祖先を持つ配合のこと。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

インブリードは別名「近親交配」と言われ、世代を重ねることにより優れた祖先馬の薄れる血を濃くして、能力を引き出すために行われる交配の考え方です。

サラブレッドの血統を単純に考えると、受け継ぐ血(能力)の継承割合は以下表のようになります

世代血縁関係継承割合
1父母50%ずつ
2祖父母25%ずつ
3曾祖父母12.5%ずつ
4高祖父母6.25%ずつ
53.125%ずつ
血縁世代による血の継承割合

例えば3代前の継承割合12.5%である所、4代前にも同じ祖先を持つ場合6.25%の血が加わるため合計18.75%の血を受け継ぐことになり、これがインブリードの考え方であり4代前、または5代前までで語られるのが一般的です。

歴代獲得賞金No1のキタサンブラックの5代血統表を具体例に挙げて解説すると、2つのインブリードを持っていると考えられます。

キタサンブラックのインブリード(5世代)
  • Lyphard 4×4(6.25%+6.25%=12.5%)
  • Northern Dancer 5×5×5(3.125%+3.125%+3.125%=9.375%)

読み方は最初に馬名(祖先)で、数字はサイアーライン(父系)から下に同じ祖先の世代を「×」で繋いで表記するのが一般的です。

例えば、キタサンブラックを軸に見てLyphardという祖先は5代血統表の4世代前に1つずつ出てくるので「Lyphard 4×4」と表記します。

つまり、Lyphardという馬から6.25%の血(能力)しか受け継がない所、インブリードの考え方で交配を行うことで倍の12.5%の血(能力)を受け継ぐと考えることができます。

キタサンブラック5代血統表

インブリードが優れた祖先馬の薄れる血を濃くして、能力を引き出す配合である一方で極端に特定の血を濃く持つサラブレッドが増えることは、サラブレッド繁栄の寡占、つまり似たような血統を持つサラブレッドで溢れてしまう側面もあります。

血統配合②血統を活性化させるアウトブリード

父系、母系の5代前までに同一の祖先を持たない配合のこと。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

アウトブリードは別名「異種交配」と呼ばれ、インブリードの逆の血統配合であり、血統が濃くなりすぎることを避け、血統を活性化、つまりサラブレッド繁栄の寡占を防ぐ効果が期待されます。

アウトブリードの大成功例はサンデーサイレンスであり、ディープインパクトを始め2020年リーディングサイアーでサンデーサイレンスを直父に持つアウトブリード配合の馬が種牡馬として活躍していますし、サラブレッドとしての成績も優秀でした。

順位種牡馬名血統配合現役時獲得賞金
1ディープインパクトアウトブリード14.5億(歴代4位)
3ハーツクライアウトブリード5.6億
9ダイワメジャーインブリード10.2億(歴代17位)
18ブラックタイドアウトブリード1.6億
23ゴールドアリュールインブリード4.1億
直父サンデーサイレンスの2020年リーディングサイアーTOP5の血統配合

サンデーサイレンス自身はアウトブリード配合を作りやすい、つまり近親交配(インブリード)を避けて優秀なサラブレッドを輩出する種牡馬として重宝されましたが、近年では逆にサンデーサイレンスを祖先に持つ種牡馬と繁殖牝馬が日本で爆増した影響でアウトブリード配合は難しくなっています。

アウトブリード配合で最近活躍したサラブレッドといえば、ジャスタウェイ(2013天皇賞・秋、2014ドバイDF、2014安田記念)まで遡ります。

血統配合③配合の相性を示すニックス

種牡馬の血統と繁殖牝馬の父(母の父)の血統の相性がよいこと。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

特定の種牡馬と特定の母の父から産まれた複数のサラブレッドが優秀な競走成績を納めると、その血統配合はニックスと呼ばれ、「相性の良い」血統配合と考えられます。

結果として出た成功例であるニックスに明確な基準はありませんが、ブリーダーは成功例をもとに同じ血統配合を持つサラブレッドを生産を試みることもあります。

日本における代表的なニックスの例は父ステイゴールド×母の父メジロマックイーンと父ディープインパクト×母の父ストームキャットです。

馬名競走成績(G1のみ)
ドリームジャーニー2006朝日杯FS、2009宝塚記念、2009有馬記念
オルフェーブル3歳牡馬2011クラッシック3冠、2011,2013有馬記念、2012宝塚記念
ゴールドシップ2012皐月賞、2012菊花賞、2012有馬記念、2013,2014宝塚記念、2015天皇賞・春
父ステイゴールド×母の父メジロマックイーンの活躍馬と競走成績
馬名競走成績(G1のみ)
キズナ2013東京優駿
アユサン2013桜花賞
ラキシス2014エリザベス女王杯
サトノアラジン2017安田記念
エイシンヒカリ2015香港C(香港)、2016イスパーン賞(フランス)
リアルスティール2016ドバイターフ(ドバイ)
ラヴズオンリーユー2019優駿牝馬、2021QE2世C(香港)
ダノンキングリー2021安田記念
父ディープインパクト×母の父ストームキャットの活躍馬と競走成績

血統配合(補足1) 母系が優秀な競走成績を残す近親馬

近親馬とは同じ母系から産まれた競走馬のみを指します。

例えば、シーザリオの子供からはG1馬が3頭も出ているのでシーザリオの子供は競走成績が良いと考えられ、以降に産まれる産駒にも注目が集まります。(POG指名者数や新馬での人気、取り上げられる記事数など)

さらにシーザリオの直仔だけでなく孫のオーソリティは重賞勝ちがあるなど重賞戦線でも人気を集める馬です。

つまり、シーザリオを軸とする母系は優秀な競争成績を残す可能性が高いと考えられます。

シーザリオ産駒(エピファネイアからみた関係)
  • (母)シーザリオ(父スペシャルウィーク)2005優駿牝馬(G1)、2005アメリカンオークス(G1)
    • エピファネイア(父シンボリクリスエス)2013菊花賞(G1)、2014ジャパンC(G1)
    • (半弟)リオンディーズ(父キングカメハメハ)2015朝日フューチュリティS(G1)
    • (半弟)サートゥルナーリア(父ロードカナロア)2018ホープフルS(G1)、2019皐月賞(G1)
    • (全妹)ロザリンド(父シンボリクリスエス)
      • (甥)オーソリティ(父オルフェーブル)(現5歳牡馬)2020アルゼンチン共和国杯(G2)

血統配合(補足2) 両親が優秀な競走成績を残す良血馬

実績がある種牡馬と競走成績が優秀、または優れた母系の繁殖牝馬から産まれたサラブレッドは良血馬と称され、優れた競走成績を残すことを期待されます。

前述のシーザリオ自身は競走成績が優秀、且つ母系の競走成績が優秀であるため、シーザリオの子供や孫は良血馬といえます。

【お役立ち情報】血統配合を簡単に無料で調べる方法

血統配合を簡単に無料で調べる方法は株式会社ネットドリーマーズが運営するnetkeiba.com(リンク)がオススメです。

興味のある方は確認してみてください。

【まとめ】3つの血統配合を知るだけで能力の個性を知ることができる!

コメダンク

今回はサラブレッドの能力を把握する上で最も重要な3つの血統配合についてご紹介しました。

サラブレッド3つの最重要血統配合
  • 特定の血を強調するインブリード
  • 血統を活性化させるアウトブリード
  • 配合の相性を示すニックス
オルガン

血統って複雑だけど3つの血統配合を知っているだけで随分と血統について語れるようになるね

コメダンク

でも血統はまだまだ奥が深く知れば知るほど競馬が面白くなります。
これからも随時紹介しますので、一緒に勉強していきましょう!

本記事を執筆するのに参考にした図書はこちら<勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)>

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