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【最低限知っておきたい!】サラブレッド血統の3大国別特徴

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コメダンク(komedunk)
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  • 競馬初心者で血統表の見た方を知りたい人
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コメダンク

どーもー!コメンダンクです!血統の国別特徴について解説します!

オルガン

現在の日本競馬は欧州型、米国型、日本型の3つの血統に分類できるね

サラブレッドの能力を決める最重要項目
  • 欧州型/馬力(パワー)があり、その持久力に長けている
  • 米国型/加速力があり、スピードの持続力に長けている
  • 日本型/瞬発力があり、スピードの最高速に長けている

日米欧で主流血統が異なるのは、(中略)国・地域によって歴史や成り立ちが異なるため、競馬場やコースに対する考え方、つくり方が異なる。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

2020年のヨーロッパ(欧州)、アメリカ(米国)、日本のリーディングサイアー(種牡馬)上位3位は以下の通り、国に根付いた血統(欧州型、米国型、日本型)が上位であることから、各国のサラブレッドに求められる能力(血統)が違うと言えます。


1位ガリレオ
欧州型ノーザンダンサー系)
イントゥミスチーフ
米国型ノーザンダンサー系)
ディープインパクト
日本型サンデー系)
2位シューニ
欧州型ノーザンダンサー系)
アンクルモー
欧州型ナスルーラ系)
ロードカナロア
欧州型ミスプロ系)
3位ドバウィ
欧州型ミスプロ系)
カーリン
米国型ミスプロ系)
ハーツクライ
日本型サンデー系)
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2020年欧米日リーディングサイアー(馬イラスト提供:©うまのいらすと)

世界には196ヵ国もあるのに、本当に3つの国(地域)の血統特徴だけ知ればいいの?

コメダンク

その通り!論より証拠、まずは日本競馬における血統の構成について解説します。

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目次

【結論】血統は(欧州型)(米国型)(日本型)の特徴を掴め!

2020年の日本国内の種付種雄馬頭数は267頭(2021/2/10 JAIRS 軽種牡馬登録ニュース)です。

300頭近い種牡馬の特徴を覚えるなんて無理だよ・・・

コメダンク

心配しなくても大丈夫!300頭近い種牡馬も、たった3つの国別血統(欧州型、米国型、日本型)に分類することができるんです!

参考:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

2020年に日本中央競馬会主催の競走に出走したサラブレッドは延べ48127頭(令和2事業年度 事業報告書)で出走したサラブレットの種牡馬上位100位までで延べ41383頭(約86%)を占め、それらは全て3つの国別血統に分類(生産地と育成地、競走地)することができます。

つまり、3つの国別血統(欧州型、米国型、日本型)の特徴を知るだけで、全競走馬約86%の特徴を大まかに把握することができるということです。

公式には106位までしか報告されていません。103位のファスネストロックはオーストラリアの競走馬で種牡馬ですが、ファスネストロックの父はダンジグで米国型です。107位以降含め、おそらく日本ではほぼ100%が3つの国別血統に分類できると思われます。

3つも多いよ!1つに絞れないの?

コメダンク

2020年出走競走馬(41383頭)の種牡馬上位100頭を独自に3つの国別血統に分類した結果を見てください。

参考:日本中央競馬会 令和2事業年度 事業報告書

最も少ない米国型でも21.5%であり無視するにはあまりにも大きい割合なので、3つの国別血統分類が最小単位と考えて良いです。

国別血統は種牡馬だけ見ればいいの?

競走馬の能力の50%は父(種牡馬)から受け継ぐので基本的には種牡馬だけ見れば良いのですが、母からも50%、そのうち25%は母の父から受け継ぐと考えると、父(種牡馬)と母の父で75%の能力を見る方がよりサラブレッドの個性に対する解釈精度が上がります。

ディープインパクトの血統表を例にすると、父(種牡馬)はサンデーサイレンス(日本型)、母の父はアルゼオ(欧州型)となるので日本型と欧州型の能力を受け継いでいると見ることができます。

ディープインパクト5大血統表

なるほどね、でも具体的な特徴ってなんなの?

コメダンク

それでは、具体的に3つの国別血統の特徴について詳しく解説します!

国別血統①欧州型/馬力(パワー)があり、その持続力に長けている

馬イラスト提供:©うまのいらすと

(ヨーロッパの)競馬場は自然の起伏をそのまま利用していることが多く、起伏が激しいうえに不規則になっている。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

ヨーロッパの競馬場が自然を利用していることから、コースは起伏が激しく高低差が大きいので坂を登る&降りる能力、つまり馬力(パワー)が求められます。

例えば日本でも馴染み深い凱旋門賞が行われるフランス・パリロンシャン競馬場の高低差は約10m、イギリス・エプソム競馬場は約40mと、日本・京都競馬場が4.3m(外回り)であることを考えると、ヨーロッパの競走馬には馬力(パワー)が求められる。

さらに芝が生えている路盤が整地されているとは限らず、また芝密度も高いため足に抜きに必要なパワーが求められる。

このような環境で競走実績を積んできた種牡馬や競走馬は日米に対して馬力(パワー)とその持久力に長けた能力を持つことになり、欧州血統の種牡馬から生まれた競走馬は馬力(パワー)があり、その持久力に長けていると考えることができる。

2020年欧米日リーディングサイアーに(戻る

国別血統②米国型/加速力があり、スピードの持続力に長けている

馬イラスト提供:©うまのいらすと

(アメリカの競馬場が)小回りダートが主流なのは、そもそも造形しやすく、1年を通して使えて、保守も簡単だからだ。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

アメリカの競馬場が小回りコースを主流としていることから、スタートしてすぐにコーナーを迎えるコース形態では有利なポジション取りのためには先行する必要があり、スタートからすぐにトップスピードまでに引き上げられる加速力が求められます。

また、国際競馬統括機関連盟(IFHA)の2020年の『ロンジンワールドベストホースレース(こちら)』によれば上位98位タイまでにアメリカ開催のレースは13レースがラインクインしており、そのうち10レースがダートであり、さらに12レースが1600〜2000mであることからもダート適正かつ短距離(1600m)〜中距離(2000m)の競走能力が求められます。

アメリカで2歳戦が重視されているのは、できるだけ早く競走馬を出走させ、早い時期に賞金を得ようという馬主の考え方が優先されているためだ。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

アメリカでは1888年にアメリカ競馬史上最高賞金額(1着賞金4万ドル以上)となる2歳限定戦フューチュリティ競走が創立されて以降、2歳戦の高額賞金レースが組まれるようになり、さらにアメリカクラシック3冠レースが5〜6月の約1ヶ月で行われるなど、早い時期から活躍する能力が求められることも特徴です。

以上を纏めると、米国血統のサラブレッドは加速力があり、スピードの持続力に長けた能力を持っていると考えられ、加えてダート適正が高く、若くして能力のピークを迎える傾向であることが特徴として考えられます。

2020年欧米日リーディングサイアーに(戻る

国別血統③日本型/瞬発力があり、スピードの最高速に長けている

馬イラスト提供:©うまのいらすと

日本の競馬場は競走馬にとって走りやすいコース環境であるため、ヨーロッパの芝と比べると、とにかく早い時計が出る。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

日本の競馬場は公営競馬であるため整備が行き届いており、起伏も緩やかなため、欧州血統ほど馬力を必要とせず、馬にとっては走りやすい馬場です。

日本を代表する競馬場の東京競馬場は直線が長く(525.9m)、ゴール前に緩やかな坂(2.7m)があるため、馬力のない先行馬が坂で脚を鈍らせたところを、道中後方でスタミナを温存させた馬が直線で一気にスピードを爆発させる差し・追い込み競馬が日本競馬の典型的なスタイルです。

1990年代後半に爆発的な瞬発力を発揮するサンデーサイレンス産駒が登場するようになると、能力のある馬ほど道中は待機し、末脚を温存させる戦法で勝つ馬が増えた。

出典:勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)

日本型に分類されるサラブレッドはサンデーサイレンスを軸に近年反映しています。

サンデーサイレンス自身はアメリカ産馬でアメリカでG1を6勝するなど本来なら米国型に分類されますが、産駒は瞬発力と勝負根性に優れるだけでなく、日本の主流血統を受け継ぐ繁殖牝馬の資質を引き出す能力で日本競馬を席巻しました。

日本競馬場の特徴にぴったりハマったサンデーサイレンスという1頭の種牡馬及びその産駒の登場により、日本型という瞬発力があり、スピードの最高速に長けている特徴を持った血統が確立されました。

実際に2020年リーディングサイアー(種牡馬)上位10頭中5頭、またリーディングブルードメアサイアー(母の父)上位10頭中6頭はサンデーサイレンスを軸とする種牡馬でした。

2020年欧米日リーディングサイアーに(戻る

【まとめ】3大国別血統の特徴を知るだけで馬の特徴がわかる!

コメダンク

今回は血統を見る上で最低限知っておきたい3大国別血統の特徴について解説しました。

サラブレッドの能力を決める最重要項目
  • 欧州型/馬力(パワー)があり、その持久力に長けている
  • 米国型/加速力があり、スピードの持続力に長けている
  • 日本型/瞬発力があり、スピードの最高速に長けている
オルガン

たった3つの血統の型をチェックするだけでサラブレッドの特徴が見えてくるんだね

コメダンク

でも血統はまだまだ奥が深く知れば知るほど競馬が面白くなります。
これからも随時紹介しますので、一緒に勉強していきましょう!

本記事を執筆するのに参考にした図書はこちら<勝ち馬がわかる 血統の教科書(著:亀谷敬正)>

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