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サラブレッドの血統個性を伸ばすのは人!調教師3つの得意舞台

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  • 血統理論に調教師(厩舎)の要素を加えて競走馬の能力を図りたい人
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どーもー!コメダンクです!今回は競走馬の育成・調教師(厩舎)編について勉強していきましょう!

オルガン

血統が先天的に能力を決めるモノなら、育成は後天的に能力を決めるファクターだね。

血を育むのは人

出典:亀谷敬正の競馬血統辞典  亀谷敬正 著

サラブレッド(競走馬)の能力は血統は種牡馬(父)と繁殖牝馬(母)によって大まかに決まりますが、その能力を引き出しより競馬で勝つことのできるサラブレッドを育てるのは人です。

サラブレッドはレースに出走するために2歳になると調教師率いる厩舎に入厩し競馬の訓練を受けます。

馬主の目的は愛馬がビックレースを勝つ事、そのために優秀な成績を収めている調教師(トップトレーナー)の元に愛馬を預けたくなるものです。

2020リーディング調教師名勝利数重賞ダート
1位矢作芳人5383617
2位友道康夫503491
3位堀宣行484426
4位安田隆行4672123
4位藤沢和雄4643311
6位国枝栄444368
7位杉山晴紀4242217
8位音無秀孝3842413
8位池江泰寿384314
8位西村真幸3832414
8位藤原英昭3842810
2020リーディング調教師TOP10

しかし、血統と同じように調教師(厩舎)にも個性があります。

例えば、上記の表(2020年リーディング調教師TOP10)で友道厩舎はリーディング2位の50勝を挙げ、内49勝が芝競走でダート競走は1勝であることから、友道厩舎は芝競走に強い育成ノウハウを持った厩舎であると言えます。

逆にダート競走で走りそうなサラブレッドはダート競走の勝ち鞍が芝競走より多いリーディング4位の安田厩舎の方がダート適性を上手に伸ばしてくれる可能性が高そうです。

つまり良血であっても厩舎の育成方法によっては能力を発揮できず、良血でなくても厩舎の育成方法がサラブレッドの個性とピッタリハマることで良血よりも能力が高くなることもあります。

堀厩舎とノーザンファームはモーリスでも血統の傾向を覆しました。

出典:亀谷敬正の競馬血統辞典  亀谷敬正 著

モーリスの父はスクリーンヒーロー(2008ジャパンC(G1:東京芝2400m)、2008アルゼンチン共和国杯(G2:東京2500m))ですがモーリス自身は国内外の1600〜2000m G1を6勝しました。

モーリスは3歳後半に堀厩舎に転厩しましたが、堀厩舎(とノーザンファーム)が1600〜1800m戦で上位の成績を残しているように、2000m以上の中距離血統であってもスピードを伸ばす育成ノウハウに長けている考えられます。

このように調教師(厩舎)によって競走条件に得意不得意な育成ノウハウがあることが伺えますし、競走馬の能力を推し量る上でも血統と合わせて調教師(厩舎)は重要なファクターであること言う事がわかります。

そこで本記事では2020年の実績を元に”馬場””距離””競馬場”の3つのファクターで調教師(厩舎)の特徴を解説していきます。

本記事では「亀谷敬正の競馬血統辞典(亀谷敬正 著)」と「勝ち馬がわかる血統の教科書亀谷敬正 著)」を参考図書として執筆しています。

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目次

【調教師(厩舎)の特徴①】2020年馬場別リーディングTOP5

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馬場芝(ダート)ダート(芝)
1位友道康夫(181位)伊藤圭三(99位)
2位堀宣行(115位)野中賢二(113位)
3位*矢作芳人(13位)本田優(99位)
4位*国枝栄(95位)安田隆行(16位)
5位藤沢和雄(56位)中舘英二(61位)
馬場別TOP5調教師(*は同順位)

日本競馬は芝での競走が主流なので芝成績が上位の調教師(厩舎)は全体のリーディングでも上位に位置します。

芝競走で上位の成績を収める一方でダート成績では上位ではありませんし、逆にダート競走で上位の成績に位置する調教師(厩舎)は芝競走では上位ではありません。

つまり芝競走とダート競走だけとっても調教師(厩舎)に得意不得意があると言えそうです。

【調教師(厩舎)の特徴②】2020年距離別リーディングTOP5

サラブレッドが走る競走条件を距離で考える時は芝競走・根幹距離芝競走・非根幹距離ダート競走に分けて考える必要があります。

芝競走・根幹距離

根幹距離はG1レースが多く行われる距離、つまり日本競馬において主流の距離で1200〜2400mの400で割れる距離に強い血統のサラブレッドを生産するのと同じように、育成にも同じことが言えます。

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芝・根幹距離芝1200m芝1600m芝2000m芝2400m
1位音無秀孝藤沢和雄友道康夫国枝栄
2位*藤岡健一堀宣行国枝栄*友道康夫
3位*安田隆行国枝栄*矢作芳人*戸田博文
4位武幸四郎*藤原英昭*斉藤崇史*角居勝彦
5位西村真幸*中内田充正**堀宣行12名
*須貝尚介**藤原英昭
**鹿戸雄一
芝・根幹距離TOP5調教師(*、**は同順位)

G1競走が多く行われる主流距離だけあって芝1600,2000,2400mの根幹距離はリーディング上位の調教師(厩舎)が名を連ねます。

主流であっても例えば、日本ダービーなど芝2400mでは友道厩舎の管理馬、G1競走の距離としては最も多いマイル(1600m)では堀厩舎や藤原厩舎の管理馬がそれぞれ期待値が高く、チャンピオンディスタンスの2000mより長いか短いかでも調教師(厩舎)の特徴が見て取れます。

一方で根幹距離でも芝1200mはその他の根幹距離とは上位調教師(厩舎)のメンツが異なり、距離の要素だけでも調教師(厩舎)の得意不得意があると言えそうです。

芝競走・非根幹距離

次に非根幹距離とは400で割れない距離で行われる競走を指します。

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芝・非根幹距離芝1400m芝1800m芝2200m芝2600m
1位*尾関知人友道康夫*堀宣行高橋祥泰
2位*池添学堀宣行*池江泰寿堀宣行
3位*斉藤崇史矢作芳人*松永幹夫*宗像義忠
4位*清水久詞木村哲也*寺島良*国枝栄
5位*加藤正弘中内田充正*佐々木晶三*高野友和
*金成貴史
*音無秀孝
芝・非根幹距離TOP5調教師(*は同順位)

非根幹距離では根幹距離とは上位調教師のメンツが異なります。

国枝厩舎は1600,2000,2400mの全てで上位5位でしたが非根幹距離では上位ではない一方で、堀厩舎は非根幹距離でも上位の成績を収めています。

また根幹距離と非根幹距離を合わせて見ることで、矢作厩舎は1800〜2000m、中内田厩舎は1600〜1800m、藤沢厩舎は1600mでの育成を得意としてると言えそうです。

そして1400mでは1200mと同じようにその他の非根幹距離とは上位調教師のメンツが異なることから全ての距離を通して1400m以下と1600m以上とでは調教師(厩舎)の得意条件は違うと言えそうです。

ダート競走

ダート競走のG1はフェブラリーS(1600m)とチャンピオンズC(1800m)しかありませんので、根幹距離&非根幹距離よりJRAで多く行われる距離を見ると以下のようになります。

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100レース以上ダート1200mダート1400mダート1600mダート1700mダート1800m
1位浅見秀一野中賢二加藤正弘*矢作芳人大久保龍志
2位安田隆行*寺島良久保田貴士*昆貢野中賢二
3位*牧浦充徳*伊藤圭三12名**武幸四郎中舘英二
4位*川村禎彦**本田優**谷潔中川公成
5位*寺島良**北出成人**伊藤圭三*本田優
**西浦勝一*田村康仁
**上村洋行*松田国英
*角居勝彦
ダート(100レース以上)TOP5調教師(*、**は同順位)

芝の上位調教師とはメンツがガラリと変わっていることは一目瞭然、つまり調教師(厩舎)によって芝競争の育成に長けている、ダート競走の方が得意と言う傾向があると言えそうです。

その中でも安田(隆)厩舎は芝でもダートでも1200m戦に優秀な成績を収めていますし、リーデキング1位の矢作厩舎は馬場や距離を問わず総合的にサラブレッドの育成に長けていると言えます。

【調教師(厩舎)の特徴③】2020年競馬場別リーディングTOP5

サラブレッドが走る競走条件を競馬場で考える時はG1開催の多い4大競馬場小回りのローカル競馬場に分けて考える必要があります。

4大競馬場

国内のG1は中京競馬場で開催される高松宮記念(芝1200m)、チャンピオンズC(ダート1800m)を除けば東京・中山・京都・阪神で開催され、しばしば日本国内の4大競馬場と称されます。

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主流・競馬場東京中山京都阪神
1位国枝栄中舘英二角居勝彦友道康夫
2位堀宣行*藤沢和雄*野中賢二佐々木晶三
3位加藤正弘*田村康仁*斉藤崇史石坂正
4位藤沢和雄*戸田博文*矢作芳人斉藤崇史
5位木村哲也堀宣行*中尾秀正藤原英昭
*西村真幸
主流・競馬場TOP5調教師(*、**は同順位)

リーディング上位の調教師(厩舎)は4大競馬場でも上位の成績を収め、それぞれ美浦所属は東京と中山、栗東所属は京都と阪神で上位であることは自然な結果です。

リーディング上位でも国枝厩舎は中山(11勝)より東京(26勝)、友道厩舎は京都(9勝)より阪神(21勝)を得意にしていると言えそうです。

注目したいのが中舘厩舎で2020年はリーディング22位(31勝)でしたが中山競馬場の勝利数が1位で総勝利数の半数(16勝)を中山競馬場での勝ち星です。

さらに芝競走(4勝)よりもダート競走(12勝)の方が良い成績を残している事から、中山ダート競走に出走する中舘厩舎の管理馬はマークするに値すると言えそうです。

ローカル競馬場

一方、夏競馬や4大競馬場開催の3会場目として開催されるローカル競馬場の上位成績は以下の通りです。

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ローカル・競馬場札幌函館新潟福島中京小倉
1位須貝尚介*武藤義則斎藤誠*矢作芳人中内田充正中内田充正
2位*矢作芳人*武幸四郎*牧浦充徳*手塚貴久*池江泰寿矢作芳人
3位*藤沢和雄*池添兼雄*中舘英二*栗田徹*音無秀孝武幸四郎
4位**萩原清*西村真幸*竹内正洋*奥平雅士藤原英昭*藤岡健一
5位**池添兼雄*須貝尚介*宗方義忠4名*友道康夫*杉山晴紀
**安田隆行*小桧山悟*黒岩陽一*杉山晴紀*細田和秀
*寺島良
ローカル・競馬場TOP5調教師(*、**は同順位)

4大競馬場の上位調教師とはメンツが微妙に変わり、国枝厩舎は堀厩舎、斉藤(崇)厩舎は上位に名がありません。

例えば、国枝厩舎はリーディング6位(44勝)ですがローカル競馬場では7勝であり、小回りコースであるローカル競馬場では割引をした方が良いかもしれません。

一方で須貝厩舎と池添(兼)厩舎は北海道の競馬場(札幌と函館)で上位の勝ち星を挙げ、中内田厩舎は中京と小倉でトップの勝ち星を挙げていることから、これらの競馬場で管理馬が出走すれば割増の評価をしても良さそうです。

また、矢作厩舎はローカル競馬場でも上位にランクインし阪神でも6位タイである事から、競馬場別をとってもリーディングトレーナーらしいマルチな育成ができる厩舎と言えそうです。

【まとめ】サラブレッドの個性を伸ばすのも調教師の腕次第

コメダンク

今回は競走馬の血統から受け継ぐ能力を伸ばす上で調教師(厩舎)の重要性について勉強しました。

オルガン

調教師(厩舎)にも血統と同じように得意な競走条件があるんだね。

コメダンク

今回は2020年の実績に基づきましたが、さらにデータを深掘りするとさらに面白い傾向が見えてきそうです。

オルガン

それではこの辺で!行って参るよー!

本記事では「亀谷敬正の競馬血統辞典(亀谷敬正 著)」と「勝ち馬がわかる血統の教科書亀谷敬正 著)」を参考図書として執筆しています。

コメダンク

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アラフォーにして競馬歴30年の者です。
競馬の事を考えない日はありません!
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